大嶋 色々やっていくとやっぱり感度って上がってくるんですね。私たちって元々感覚を持って生きていますから、ない人ってほぼいないわけですよね。そういう人っていうのはもう生きていない可能性があるので(笑)。ただ使ってないから感度が低い。なので一日一分でも二分でもやっていただくと「感覚優位」という状態がまず理解できるってことですね。ただこれはどうしても時間がかかっちゃうので二つ目でいうと私がやっているIAMっていう施術なんですけど、これはダイレクトに間脳を活性化させることに特化した手技なのでほぼ間違いなく、100%って言ってもいいかな間脳が活性化して思考と感情が収まった体感がすぐ体感できる。 

角井 思考と感情がそして感覚が優位になるっていう(体感)ですね。 

大嶋 そうです。そうなると大体みなさんボケーっとするんですね思考が止まると顔が緩むんですよ。 

角井 うん。 

大嶋 ちょっとこう例えば思考を起こそうと思っても起きない状態が作れるんですね。 

角井 それはこっち(感覚)優位になりすぎてってことですか? 

大嶋 そうです。思考が回らなくなるんですよ。 

角井 面白い。 

大嶋 なのでちょっと言い方は乱暴ですけど瞬間的にちょっと弱くなるんですよね(頭の)回転が(笑)。 

角井 うんうん(笑)。 

大嶋 やっぱりその緩急をつけていく。別に思考は全く使わないでくださいっていう話ではないんですね。ただその過活動してしまっているので、バランスよくするためにはやっぱり時には感覚もきちんと優位な状況をつくってくださいねっていう。 

角井 それが二つ目、IAMの施術ですね。 

大嶋 はい。そして最後はコーチングですね。 

角井 コーチングが一つ目、二つ目がIAM三つ目がモーダルチャンネルでしたっけ? 

大嶋 はい。モーダルチャンネルは無料。IAMは残念ながら有料、そしてコーチングとなるわけなんですけど、なんでコーチングがそれだけ切り替えに効くのかっていうことなんですけど。 

角井 うん。 

大嶋 もちろん要素は色々あります。ただ一つ(要素を)この時間内でお話するのであれば、「ゴール設定」なんですね。 

「思考で捉える」「感情で捉える」「感覚で捉える」やりたいこと

角井 ゴール設定。 

大嶋 っていうのはコーチは自分であってもクライアント様であっても「ゴール達成の応援をしていく」っていうのが簡単に言うと仕事になります。そこで上手なマインド使い方をお伝えしていく、共有するとかをやっていくんですけど。ゴールを設定するときの条件が3つあるんですけど今日は(そのうちの)一つ、「やりたいこと」。 

角井 やりたいこと。 

大嶋 でこれが面白いのが「思考で捉える」と「感情で捉える」と「感覚で捉える」とではやりたいことでも全然種類が違うんですよ。 

角井 おー全然違うんですか。 

大嶋 私は経験してるんで(笑)。まず「思考で捉える」とはどういうことかと言うと、「思考」っていうのは「脳内の情報処理」と言いましたが、その情報っていうのは基本「過去の情報」そして「誰かの情報」なんですね。 

角井 うん。 

大嶋 例えば私たちの師匠である苫米地博士は自分でこう(情報を)作り出している方なので他人の情報より自分の情報の方がもしかしたら多いかもしれないぐらいなわけじゃないですか。そういう方ならいいんですけど、だいたい私たちって誰かがいいと思った情報を受けながらそれが自分にとって良いか悪いかっていうジャッジをするんです。だから一択じゃないんですよ下手したら七択くらいあるところから選んでるんで迷うんですよね。 

角井 迷い。 

大嶋 はい。っていうのが特徴で、あと感情で捉えるとどうなるか。なんか楽しいことがあったら楽しいなっていう感情が芽生える、でもそれ自体は素晴らしいことなんですけどずっと同じ感情でいることって結構不可能ですよね。 

角井 そうですよね。 

大嶋 特定の強い動機がない限り無理なわけですよ。例えば「モチベーション」という言葉があってモチベーションを瞬間的に生成するためにはどんな方法がっていうハウツーとかいろいろ本で出回ってますけど、結局感情ですから上がれば下がるんです。っていうような形でそれもゴールとしては長続きしない、ふさわしくないんですよね。 

角井 なるほどね。 

大嶋 最後に感覚は思った通りですよね。思うがままってことなんですよ。でコーチングのゴール設定にはやりたいこととは言ってますけどこの次に続きがあるんですよ。「誰に止められてもやりたいこと」なんですよ。身の回りが全員敵になったとしてもやりたいことなんでよっぽど強さがないと上手くいかないわけですよね。そうすると少なくとも選択肢に他のものが上がっている時点で、これはあくまで苫米地式タイス式に限定されますけど、私たちが設定するゴールとしては望ましくはないと思います。 

角井 うん。 

大嶋 で皆さんコーチの方は大なり小なりそれを経験してると思います。「あっこれ違うな」っていう。まあ、違うなっていうよりはもっといいゴールがあるっていう風に多分捉えていると思います。なぜかというとこれはコーチングの理論に関わらずどんな一緒ですけど結局動きの中でしか本来の価値を発揮しないんですよね。 

角井 うん。 

大嶋 例えばどんなに素晴らしいゴールができても動かなかったら意味ないし、動かないと距離もわかんないし正しいかどうかも何もわかんないんですよね。っていうたくさんの経験をしてるコーチと一緒にセッションすると自然とそれがうつるんですね。こういうことなんだ言葉だけではないんですよね。存在そのものがそのクライアントさん、例えば私がクライアント様とセッションしたら私自身がクライアント様に影響を与えるそしてクライアント様の変化が私にも影響を与えるっていうその影響し合うっていうことで変わっていくんですね。そういった意味ではコーチングが一番効きますよと。 

角井 はい。ありがとうございます。 

思ったことを小さく

大嶋 使い方っていうことなんですよね。例えば自分の感覚的に捉えたもの。ハートっていう風に仮に捉えたとして心から本当にやりたいものをどうしようっていうことを考えるために思考っていうのが必要なわけですよね。その自分の中の強い思いっていうのを増幅させていくために感情っていうのを使ったりするわけですよね。ですから外から内ではないんですねコーチングもよくうちから外っていう風に自分から変わるっていう言い方をすると思うんですけど。 

角井 内側からですね。 

大嶋 それは結局は物理的に言うと脳の構造上の問題もあってそういった意味で内から外なんですね、なので考えて決めちゃダメですよっていうことになります。 

角井 なります。 

大嶋 最初に「思ったことを小さく」って風に言っていたのはなぜかってことなんですけど、簡単に言ってしまうと「ちっちゃな刷り込みが一番効果的」。これはコンフォートゾーンっていう概念から少しお話をすると、コンフォートゾーンというのは居心地のいい空間なんです。私たちは自然と自分が安心できる、安心して活動できる空間を自然と作るようになっているんですね。意識というより無意識にですね。 

角井 無意識。 

大嶋 知らないうちに作っちゃうってことなんですよ。そこにはそこから出ないようにそこに留める力がかかってしまうんですね。これを恒常性維持機能、ホメオスタシスっていう風に言うんですね。ちょっと難しいんで簡単に言うと私たちって現状維持しないと死ぬんですね。例えば「明日ちょっと調子いいから血圧200に上げようかな」とか「明後日調子が悪いから血圧40に下げようかな」ってなったらまあ間違いなく死ぬわけですよ。死なないように常に一定を保つっていうのが私たちのもう生きてる中でプログラムされてるんですね。なのでできるだけ身の回りのものも波風がたたない安心できる変わらないものを集めるようになっているんですね。でその中で話戻りますけど、一歩を出す今一歩を出すっていうことはそのコンフォートゾーンから出る行為なんですね。 

角井 なるほど。 

大嶋 で出ると何が起こるかというと、その一歩はどんなに素晴らしくても例えば私であれば私がどんなにすばらしいゴールを目指して一歩を出したとしても危険行為なんですね。脳が生命維持を脅かすいわば造反行為みたいな感じで捉えるんです。で危険だとやめろと引き止めに入るわけですね。この力がホメオスタシスです。これも私の経験上なんで外れてたらごめんなさいなんですけど、「考えて動いちゃう人」って今の自分の力量とかっていうのがちょっとわからなくなる錯覚しやすいんですね。ようは頭ではわかってるけどできないってことたくさんあるじゃないですか。 

角井 そうですね。 

大嶋 頭でねわかって思いっきり行動するんですね。そうすると出たら出た分だけ引き戻す力も強くなるんです。引っ張る力が二倍にも三倍にもなるわけですなので一歩でやられるとかっていうこともたくさんあると思うんですね。 

角井 なるほどね。 

小さい行動を繰り返すことで感覚が覚えてくる

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