大嶋 なので小さく行動していくというのは今この体にあるホメオスタシスの包囲網をかいくぐるみたいな行為なんですね。ちっちゃなことはそんなに気にならないですね。 

角井 なるほどね。 

大嶋 例えば人間ではないですけどゆでガエルみたいな引用があると思うんですけど、あれもなんか知らないうちに茹で上がっちゃった。脳もそれに結構似てるんですねというのも全ての情報を処理すると脳はパンクして成り立たないというかまたはエネルギー不足で死んじゃうとかっていう研究結果もありますよね。 

角井 餓死しちゃうとかですね。 

大嶋 なので必要な情報だけはキャッチ、不必要なものは見なすみたいな機能がついてるんで大きい行為はもうロックオンなわけですね。で小さい行為はまあ見て見ぬふり。でもその小さい行動を繰り返すことによって何が起こるかっていうと感覚がどんどん覚えてくるわけですね。 

角井 ほー感覚が覚えてくるんだ。 

大嶋 こういう行為は大丈夫だっとなってるかはわからないですが純粋にその行為が癖付けされるってことですね。 

角井 なるほどね 

大嶋 なので例えば未来どうしたいですかと質問しても「よくわかりません」とかっていう人も結構最近多いように聞いています、でもそれっていうのはやっぱり今までさっきも言ったように思考を使ってたから思うことがわからない。でそれを見つけるためにどうしたらいいのかっていうことなんですけど。思った通りやってみましょうでも「思った通りやるとどうなるか」っていうのを考えちゃうから色々問題が出てくる。なのでもう自分にも周りにもほんと害のないような思い付きをやってみるっていうのが本当に一番最初は僕はおすすめしてます。 

角井 うん。 

大嶋 例えば帰り道普段左に行ってたらちょっと右に変えてみようとか別にねそれで遠回りして5分ぐらい伸びることぐらいはなんともないじゃないですか。例えばコンビニにいって普段買ってるものと違うものちょっと高くて今まで手がでなかったものをえいって買ってみようとか本当にそういうことで構わないんですね。 

角井 うん。 

大嶋 でそういうことを一日何個もできないでしょうから。一日一つでも二つでも繰り返し続けていくと「思った通りやってもいいんじゃない!?」っていう風に思ってくるんですよね。「むしろこっちの方がいいわ!」っていう。僕もそういうタイプだったので。 

角井 はい。 

大嶋 今ちょっと全然違う話になりますけど僕「習慣の本」を執筆しているんですね。 

角井 習慣の本。 

大嶋 習慣っていうことをテーマにして、で一日90個くらい習慣をやってるんですよ。 

角井 ほー90個も。 

大嶋 はい、朝から晩まで。僕別に専門家でもなんでもないので、自分で試すしかないので「どこまで増やせるかな?」みたいな感じで(笑)。やってるんですけど。 

角井 ええ。 

大嶋 もう思考を使ってる暇もなければ、とにかくやる一択なんです。やる、やる、やるっていう。でも不思議なものでこんな生活してても結構楽しいっていう。それは何でかというと、思った通りにやらざるを得ないんですよもう。 

角井 そういうことか。 

大嶋 考えてる余地がなくなるので。まあすごい追われてる感じもしはするんですけど、反面その中で色んなことを思いついていろんな発見があって楽しいなっていう風に思えるっていう。 

角井 そっかあ。 

大嶋 そういうことをしてるので、やっぱり「感覚って大事なんだ」と「思った通りって大事なんだな」っていう。 

角井 思った通りが大切。ありがとうございます。 

大嶋 危なければ危ないほど戻ってこいっていう力が働いちゃうのでやっぱり小さくやることっていうのが一番大事なんだけど結構皆さんそこに目がいかないというかこれもまた盲点になってるんでしょうね 

角井 なるほどね。小さくですね、大事なポイント。 

やりながら考える

角井 最後にお招きしているプロフェッショナルコーチの方からですね一言お言葉を頂戴しております「いい人からのいい言葉」っていうことで大嶋コーチからご視聴してくださっている皆様にですねいい言葉を頂けたらなと思います。 

大嶋 はい。私は一番あの毎日のように大事にしている言葉があるんですけども、今は亡き元祖コーチのルータイスが残した言葉ですね「invent on the way インベントオンザウェイ」という言葉。これは日本語に訳すと「やりながら考える」っていう意味なんですけどもっとざっくり言うと、ちょっと言葉雑ですよ、「黙ってやれ」なんですよ(笑)。 

角井 黙ってやれ(笑)。 

大嶋 もうつべこべ言わずさっさとやりなさいと人生そんなに時間たっぷりあるわけじゃないんですよ。あっという間に終わっていくわけですよね。なので僕はもう毎朝黙ってやるっていう(笑)。 

角井 「つべこべ言わずにね」っていうことですよね。 

大嶋 はい。 

角井 いい人からのいい言葉は「invent on the way インベントオンザウェイ」、「とにかくやれ」っていうことですね。 

大嶋 そうですね。やりながら考える、そこしかないっていう。上手くいかなかったらどうしようっていうことあると思うんですけど、上手くいかなかった時の解決法って上手くいかない状態にならないと出てこないんですよ。そうなってみないとわからないんですよね。失敗はイヤですし、「じゃんじゃん失敗しましょう」っていうのもちょっとフレーズ的にどうかと思うんですけど、失敗しても必ずそこで解決方法が見つかるので諦めないで繰り返していけば、「成功」っていう定義は人それぞれですからねあえてにはつかわないですけど自分の思う通りに行くためには思い通りにいかないことをたくさん知るということは大事ですよっていうそういった意味も含めてこの言葉を選びました。 

角井 「次はこうするぞ!」でいいわけですからね 

大嶋 はい。 

角井 ありがとうございました。大嶋コーチからのお話でした。

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