身体×自然×コーチング

今朝の☕️セルフコーチング意見交換会☕️から連想したことを書いておきます。

身体に流れる氣の話から、自然の中に身を置くこととコーチングとの関わりが話題に上がりました。自分の場合はどうかなと振り返ると、海や山にいる時、まず感じるのは「時間の捉え方」が変わること。海や山では、自分の中に時間という概念がほぼ無く「瞬間の連続」に身を委ねている状態になります。

次に、完全に「思考優位」から「身体(感覚)優位」になること。浜辺なら足から伝わる砂と波の感覚、波音、潮風の匂い、鳥の鳴き声。山なら土や草や岩の感触、森の匂い、風、光、空の様子、暑さ、寒さ、汗、などを瞬間の連続に感じます。

自分の存在(意識と身体)が、瞬間の連続にただ在るという感覚が、無駄な思考をそぎ落としてくれますしフラットになれてとても心地よいのです。コーチング的に、この「ただ在る」という感覚はかなり有効な気がします。

コーチングではゴール設定で未来への働きかけを行いますが、そのベースに「今(瞬間)を捉える力」が不可欠なのでは、と考えました。言い換えると「今(瞬間)」の中に未来を書き込み続ける、という感じでしょうか。人は、何のアプローチもない状態で無意識に任せていると、まずは危険回避のため本能的に過去ベースで生きることを選びます。この無意識的な過去ベースから身体優位の状態で「今(瞬間)」に戻してあげる動きが、自然の中だと行われやすいのかな、と思います。

そう考えると、普段は、実際に自然の中に身を置かずして、日常の中で「今(瞬間)」に在り続けることも有効かもしれません。過去が幻想であるように、未来もまた幻想ですが、コーチング的な未来への働きかけは無意識へのアプローチを通して閉じていた可能性を開き、選択可能領域を拡大していきます。その働きかけは、実は「今(瞬間)」という無地のキャンバスに未来の記憶を描き続けること、なのかもしれません。

身体, 自然 ,コーチング, 黒岳, 旭川
黒岳近くの「銀河流星の滝」から流れる川で休憩、ビロードのような苔も好き
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